さるまっくの独白

2006年07月29日 (土)

ゲド戦記

 きょうから公開の「ゲド戦記」をさっそく近くの東宝シネマズで見てきた。10時20分からの回だったが満席だった。
 この「ゲド戦記」は私が大学院生の頃(1984年頃)に、臨床心理学の先生から紹介されて、夢中になって読んだ本だ。その頃はまだ3部作の状態で、第1作の「影との戦い」はゲドの若い頃の話、第2作の「こわれた腕輪」はアルハを救出する話、第3作の「さいはての島へ」は王子レバンンネンと世界を旅する話で、これでearthseaの世界は完結していた。私はここまでの3部作は次のセリフが言えるくらいに何度も読んでは自分の心持ちとを比較していた。
 ちなみにテハヌはずっと後になって4作目として刊行された「帰還 -ゲド戦記最後の書-」に登場した少女だ。私は4作目は1度しか読んでいない。ちょっとしっくりこなかったためかもしれない。その後も、5作目の「アースシーの風」、6作目の「ゲド戦記外伝」と出版されているが、まだ読んでいない。
 いずれにしても「ゲド戦記」の3部作の部分には私としては強い思い入れがあり、その世界がどのように宮崎アニメとして繰り広げられるか、半分期待・半分心配で座席についた。映画が始まって、最初のうちはちょっとしっくりこなかった。2時間にまとめるために、あの壮大なearthseaの世界の一部分を切り取って、世界の設定・人物設定もはっきり説明されずに話が流れていくためだ。しかしアルハの家に寄せてもらうあたりから「オリジナルのゲド戦記」から「宮崎アニメとしてのゲド戦記」に慣れてきて、話に徐々に引き込まれた。世界がおかしくなっているのが「クモ」のせいだというのがややハッキリしなかったし、レバンネンが逃げていた自分の影がテハヌに協力してクモの虜になったレバンネンをこちらの世界に引き戻したのもあっさりしすぎていた感じだが、最終的にはレバンネンとテハヌ(と竜)の協力によってクモが死んだ。これで世界の均衡が戻るだろう…という予感をもう少し出して欲しかったが、2時間という枠の中では、可もなく不可もなくという映画だったというのが感想だ。
 いずれにしても、久しぶりにファンタジーの世界に浸れて楽しい2時間を過ごした。

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投稿者 sarumack : 2006年07月29日 20:18
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